これなら使い切れる
業務用みそ漉しセット
ラーメンは醤油より味噌が好きで、
饅頭は酒饅頭より味噌饅頭に惹かれる。
お店のメニューに「朴葉味噌」なんてあろうもんなら、
それをメインに注文を考える。
そんな具合に味噌が好きなわけで、
もちろん家にも味噌は常備してあります。
ところが、どうしたものか賞味期限内に
その味噌を使い切れないことが多い。
300gくらいの少なめのを選んでるのにです。
その理由が自分でもわからなくて
「自分で思ってるより味噌好きじゃないのかな?」
なんて疑ったりもしてもみたんですけど、
あれこれ考えて「溶きにくいからかもしれない」と思い至りました。
以前は実家と同じようにお玉とお箸で味噌を溶いてたんですけど、
これがどうも良くなかったみたいです。
味噌はお玉にくっついて離れにくく、
それをお箸で取ろうとするとダマの味噌が鍋の中へ消えていきます。
お玉から味噌が落ちないように注意しながら、
少しずつ溶き入れるのは効率的にも気分的にも良くない。
そこで「餅は餅屋」だということで、
味噌漉しを使ってみることにしました。
はじめて買った味噌漉しはハンドルが樹脂製で、
使い始めて3ヶ月ほどでハンドルが取れてしまいました。
直しながら使ってたけど、ほどなく引退。
でも、味噌漉し自体はすごく便利で、
溶き入れる時のストレスはずいぶん減りました。
でも、ハンドルと網の強度がもうちょっとほしかったから
今度はちゃんと気に入る味噌漉しを探しました。
簡素なのがいい
「ハンドルが壊れにくくて、網がしっかりしてる」
を基準にシンプルなものを探してみると、
思いのほか気に入るものが見つからない。
用途的に柄の部分まで熱が伝わってくることはないだろうから、
柄はステンレスワイヤーの簡素なのがよかったんです。
で、最終的に見つけたのが業務用の味噌漉しでした。
ハンドル部分は共柄なのでハンドルがとれてしまうことも、
接合部分からポッキリ折れるなんてこともありません。
4mmのワイヤーで、強度も十分。
網も丈夫でしっかりと張ってあって、裾の巻き込み部分もきれい。
深さも十分にあるから味噌を溶き入れるときに
余計な気遣いもしなくて済みます。
それと、使ってみてとても便利だったのが付属のスプーン。
最初はなんで穴があいてるのかわからなかったんですけど、
この穴があいてることで味噌との接点が小さくなって
スプーンやお玉より味噌がくっつきにくいんです。
2、3回漉し器の淵でトントンッとすれば、
簡単に味噌が網の中に落ちてくれます。
そして、そのままカチャカチャ味噌を溶く。
溶くときもくっつきにくいから溶きやすいです。
出汁にもいい
それと、これも気に入ってる使い方なんですけど、
味噌漉し以外にも出汁をとるときに便利です。
沸騰したお湯に鰹節を漉し器に入れてしばらく置くだけ。
お湯にドバッと鰹節を入れちゃうと、
出汁をとった後の鰹節の処理が大変なんですけど、
漉し器に入れておけばサッと引き上げるだけでいいので、
出汁をとるのがずっと手軽になります。
顆粒ダシから卒業する日も近いかもしれませんね。
あ、この時に鍋にひっかけておく金具なんですけど、
強いて言うなら、ここだけがこの漉し器の
ちょっと気になるところでちょい華奢なんですよね。
ひっかけるだけだからそんなに負荷もかからないし、
使いはじめて1年経っても問題ないから強度面は大丈夫なんですけど、
もうちょっとだけ分厚い方が安心感がある気がします。
追記:使っていくうちに、鍋に合わせて
曲げてうまく引っ掛けられるようにするため、
簡単に曲げられるように薄くなっているんだと気が付きました。
他にも少量の野菜やきのこなどの茹でざるとして、
スプーンは簡易的に豆腐すくいとしても使えます。
さてさて、こうして味噌漉しを使うようになったわけですけど、
肝心の「味噌を使い切れるようになったか」はと言いますと、
さすが餅屋。見事に使い切れるようになりました。
しかも、小さめの300gじゃなくて750gでも
ちゃんと使い切れるようになったんです。
自分で思ってる以上に「使いやすい」は大事だったんですね。
もともとは必需品じゃなかったけど、
今じゃ生活に欠かせないものになっています。
- サイズ
- φ110(深さ150)×高さ240mm
- 材質
- 18-8ステンレス
網:16メッシュ
- 生産国
- 日本