軽くて涼しく、飾っても良い

クバオージ

クラシックカーが好きだ。
というより、古い車に好きなデザインが多い。
古いからいいわけじゃないし、
新しいからダメなんじゃなくて、
好きな形だから好き。
クバオージに便利な機能はないけれど、
好きな形だから好きなのだ。

「クバ扇」と書いて「クバオージ」。
つまり、団扇(うちわ)です。
沖縄や九州南部に自生するヤシ科植物
「クバ」を使って作られた、とっても自然な形の団扇です。
沖縄では団扇としてだけでなく、
豊年祭でこの扇を持って踊ったりもするそうですよ。

写真がなくてイメージしにくいかとは思うんですが、
クバオージが出来上がるまでの手順を説明してみましょう。

まずは、とっても大きなクバの葉を洗い、
真ん中で割いたら余分な葉の部分をカットしていきます。
次に、形を整えたら除湿剤代わりの新聞紙で葉を包み、
板と重しで形を固定した状態で乾燥させます。
カビないように様子を見つつ、新聞紙を取り替えながら
1週間ほど乾燥させたら出来上がり。
最後に紐を付けて完成です。
シンプルですが、何気に時間と手間がかかっているんですね。

出来上がったクバオージは、
畳のような青くて香ばしい匂いがほんのりします。
サイズが大きめなので仰ぐとバフッとしっかり風がきますが、
画鋲1つでも余裕でひっかけておけるくらい軽いので、
手は疲れにくいと思います。
あ、仰いだ風にはほとんど匂いは乗っかってこないので、
気にならないと思いますよ。

掛けておいても絵になるからいいんですよねぇ。
涼やかな印象はありますけど、そこまで涼涼してないというか、
夏以外のオフシーズンに飾ってあっても変じゃないから、
基本は飾って夏使うってしてもいいですね。

サイズ
約幅370×高さ270mm
材質
クバの葉
生産国
日本
備考
色やサイズには若干の個体差があります。

クバオージ

¥1,320