個性、大暴れ
カレンダー 2021
ダンスをしている人の指先まで意識が行き届いているのが美しいのと同じように、
部屋の中の小さなものまでしっかり選んでる感じのする家にも
同じような気持ち良さがあります。
でも、あまりに行き届きすぎてるとちょっと緊張してしまうから、
冷蔵庫のマグネットやポスター、
クッションカバーだったり何でもいいけど、
どこかしらにちょっとしたゆるさがほしい。
そういうゆるいチョイスをしたくなるもののひとつがカレンダーです。
1年で使い切ることが決まってるのも遊びやすい理由のひとつですね。
このカレンダーは、大阪にある「西淡路希望の家」という
知的障がい者の方がそれぞれの思いを達成したり経験できるように
サポートする支援施設のオリジナル商品です。
その施設の方が月替わりで日付を書き込んでいて、
書く人によってテイストが違えば、使う筆やペンも違います。
月によって紙の種類も違っていたりします。
きっちり書きたい人、右肩上がりになっちゃう人、
描きたい人、もういろいろわからない人・笑。
それぞれ個性が大暴れしているので、
月によってはちょっと見にくい場合もあります。
勢い余って31以上の日付が書いてあることもあるかもしれません・笑。
カレンダーだと普通はこうだと思う部分で
足りてないところもあるかもしれませんが、
その分他のカレンダーにはない可笑しみに溢れています。
そういうところも含めて「みんな違って、みんないい」と
可笑しく笑える方には、ぜひ月ごとのお楽しみにしてもらいたいですね。
そういうの全部とっぱらって見ても単純にかわいいですし。