凛と粗くてやわらかい、育てるのが楽しみな器
銅の片口
厚さ1mm以下の薄い銅板を木型に当てて成形するため、
うっすらと木目が浮かびます。
薄くて上品なんだけど、金属だからなのか
どこかしら粗さというかむき出し感があって、
とても好みの表情です。
浅型 小はドレッシングや薬味、ナッツなど。
浅型 大は煮物や冷たい麺にピッタリ。
深型は和え物ややっこ、日本酒などなど。
銅の熱伝導の良さを活かして予め温めたり冷やしたりしておけば、
おいしい温度でいただけますよ。
使い込むにつれて、外側の黒い膜は少しずつ薄れて
地の銅が顔を出してきます。
そこがまた酸化して黒っぽくなっていって…と、
どんどん使いこんで経年変化していく様も楽しみのひとつですね。
古い物や作家ものの器とも相性が良く、
意外と和食器とも馴染んでくれますよ。